J3D
日本心臓血管3次元モデル研究会
J-RITSUMO
Japanese Society of Cardiovascular 3D-modeling for medical 3D print
2015年8月8日設立
研究会活動内容
心臓血管領域のテーラーメード診断治療に向けた第一歩として研究会活動を行っています。
撮影造影技術の最適化
医療現場では、医療画像診断装置が、スキャナーとすれば、3Dプリンターはその出力装置、3次元モデル作成を見据えて動く心臓を撮影する造影剤投与方法や撮影方法の最適化に取り組んでいます。
臨床モデリング技術の向上
ビジネス分野では、さまざまな造型物が設計作成されています。しかし、医療分野は、画像から関心領域を抽出する作業が主なモデリング作業となる。心臓血管領域の臓器抽出方法は、歯や骨と異なり精度よく抽出し、疾患ごとの最適なカット面の作成を循環器領域び専門家ともに技術向上に取り組んでいます。
心臓血管3次元出力技術向上
3Dプリンターの出現により、実寸のモデルを実際に作成できるが、目的に応じた素材選択や使い方、心臓血管疾患モデルの視認性を上げるカラー割り付け、透過度さらには、心周期のフェーズセレクションも重要である。疾患ベースでの出力技術の向上に取り組んでいます。
診断にどう活かす?
心血管領域の疾患を細分化し各疾患毎にモデリングに携わる循環器科・心臓外科・放射線科・放射線科技師、および幹事会承認の企業の皆様とあらゆる視点から診断について丁寧に検討し疾患毎の臨床診断に役立つ3次元モデルを検討しています。
教育にどう活かす?
非常に専門的な知識と経験に基づく有用なカッティング面などが重要となり、診断と合わせて、形態情報と機能情報の包括的な知識が必要であり、各疾患の知識教育はもとより、本研究会のメンバーの協力のもと、実際の疾患モデルの臨床データ(治療前後)情報を持つ3次元モデルライブラリーの構築を行い、若手医療スタッフの要望や医療技術維持のため、いつでもシュミレーションに役立てれる体制を整備します。さらに活用法は、ハンズオンセミナーを開催し実体験していただく企画も用意いたします。
治療にどう活かす?
患者様ひとりひとりの心臓に必要な手術をはじめとする治療方針決定に役立つ形態的情報や機能情報を包括的できるよう、さらに携わる医療スタッフがスムーズにコミュニケーションがとれる3次元モデルを日常の臨床例を専門家の視点で検証しています。
アカデミックにどう活かす?
日々進化する、医療機器や3Dプリンターの情報提供や本研究会での専門家の意見を参考にしながら、3次元モデルを用いた多施設臨床治験などの計画を行い、国内、海外に向けてその有用性を広く啓蒙していく活動を行います。
説明にどう活かす?
複雑化する心臓血管領域の画像診断や治療を患者様にわかりやすく説明、解説するために、3次元モデルの活用方法について専門家の意見をもとに検討しております。
リンクサイト
本研究会の目的を達成するために有用な情報をご提供いただけるサイトをご紹介いたします。